雨水に寒波再び、雨でなく雪舞う【二十四節気・七十二候】

七十二候

二十四節気・雨水(うすい)、七十二候・土脉潤起(つちの しょう うるおい おこる)

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 立春に続く二十四節気は「雨水」。空から降る雪が雨に変わり、積もった雪も融けて水が流れ出す頃を表す。草木が雨にうたれて芽ぐみ始める。

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 2025年は2月18日。今冬は北陸地方では1月までほぼ雪なしの暖冬だった。しかし2月に立春が過ぎてから寒波が急に強まり、新潟や富山県では大雪となった。福井、石川も2、30センチの積雪となった。2月中旬に寒気は収まり空き地の雪もほぼ消えた。

 これで春に向かうのかと期待したが、17日夜からは再び強烈寒波来襲の予想。雨水の18日以後は警報級の大雪の恐れもあるという。

 18日は雪がちらつき、田んぼの白鳥の群れも寒そうだった。日中は時々青空も見えが、19日は終日雪マークの予報だ。

 今年の二十四節気は「立春」に強烈寒波、「雨水」に大雪と季節の言葉と真反対の気象となっている。

  七十二候は第四候。 土脉潤起(つちの しょう うるおい おこる)は春の雨で雪に覆われた土を湿らせ、土の中で眠っていた動物たちが起き出す頃とされている。

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【歳時記】春の季語

松風に驚く松も雨水かな  池田澄子

値昆布をひと夜ねかせる雨水かな  角田登美子

旅に出て少しはなやぎ雨水の日  山崎房子

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前の二十四節気は立春(りっしゅん)・2月3日

次の二十四節気は啓蟄・3月5日

二十四節気一覧


前の七十二候は魚上氷(うおこおりをいずる)・2月13日

次の七十二候は霞始靆(かすみ はじめて たなびく)・2月23日

空の七十二候一覧

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