二十四節気・「啓蟄(けいちつ)」 七十二候「蟄虫啓戸(すごもり むし とをひらく)」

「立春」から始まる二十四節気の3番目は「啓蟄」。地中や木の中などに冬眠していた虫が穴から這い出て来る頃を表す。虫が嫌いな人にとっては嫌な時期が近づいてくる。冬の間外ではみかけることのなかった虫が少しずつ増えていく。
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2025年は3月5日。大雪となった2月が終わり、3月初めは気温が上がったが啓蟄の5日は寒さがぶり返し北陸では冷たい雨が降っている。関東など太平洋側ではわずかに雪が降った。2月の雪で虫はまだ地面の中にいるのか活動は見えていない。
七十二候の第七候「蟄虫啓戸」も同じような意味。昆虫だけでなくカエルやヘビなども這い出てくるという。

【歳時記】春の季語
啓蟄や日はふりそそぐ矢の如く 高浜虚子
啓蟄を咥へて雀飛びにけり 川端茅舎
啓蟄の雲にしたがふ一日かな 加藤楸邨
啓蟄や指輪廻せば魔女のごと 鍵和田袖子

次の二十四節気は春分・3月20日
前の七十二候は草木萌動(そうもく めばえ いずる)・3月1日
次の七十二候は桃始笑(ももはじめてさく)・3月10日

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