七十二候

春の暖かさで既にマガン去る

七十二候・鴻雁北(こうがんかえる)  七十二候の第十四候。冬を日本で過ごした雁が北へ帰るころ。マガンは天然記念物で北陸を南限に越冬し、春生まれ故郷のシベリアなどへ帰っていく。  最近は温暖化で春の気温が上がり、北帰行の...
七十二候

清明に天気崩れて桜散る

二十四節気・清明 七十二候・玄鳥至(つばめ きたる)  二十四節気の「清明」は万物が清浄明潔で明るくなることを表す。晴れた明るい空のイメージがある。2021年は4月4日。  このところ日本列島は高気圧に覆われ、晴れ...
七十二候

春の嵐に代わって、黄砂来襲

七十二候・雷乃発声(かみなり すなわち こえを はっす)  桜の頃を過ぎようとするとき春に嵐がやってくることがある。寒冷前線が通り、急に寒くなり風が強まり、桜の花を散らし、時には雷も鳴る。  七十二候の第十二候は「雷乃...
七十二候

桜開き始め雨上がりの週末見ごろか

七十二候・「桜始開(さくら はじめて ひらく)  七十二候の第十一候は「桜始開」。文字通り桜が開く頃を表している。2021年は3月25日。  今年は1月に寒波が押し寄せ、大雪になったが2月以降は平均より気温が高...
七十二候

春分の日暖かく風強く、野の花咲く

二十四節気・春分、七十二候・雀始巣(すずめ はじめて すくう) 雑節・春彼岸  昼と夜の長さが同じ日。毎日日没の時間が少しずつ遅くなり、日の出の場所と日没の場所が真東と真西になる。まさに空と季節の分岐点だ。  2021...
七十二候

青虫が蝶になるころ、快晴暖かい 

七十二候・菜虫化蝶(なむし ちょうと なる)  七十二候の第九候は「菜虫化蝶」。菜虫とは畑の根菜などの葉っぱにつく青虫のこと。青虫が冬にさなぎとなり暖かくなると蝶に生まれ変わる時季となる。  2021年は3月15日。日...
七十二候

桃が咲く頃、小鳥さえずる

七十二候・桃始笑(もも はじめて さく)  七十二候の第八候は「桃始笑う」。桃の花が咲き始めるころ。2021年は3月10日。桃は中国の古典では最も愛されている果物だが、北陸で栽培されているところは少ない。近隣を探してみたが花...
七十二候

啓蟄、柔らかい小雨に地面濡れる

二十四節気・「啓蟄(けいちつ)」 七十二候「蟄虫啓戸(すごもり むし とをひらく)」  「啓蟄」は地中や木の中などに冬眠していた虫が穴から這い出て来る頃を表す。虫が嫌いな人にとっては嫌な時期が近づいてくる。冬の間外ではみ...
七十二候

暖かな空に木の芽、つぼみ膨らむ

七十二候・草木萌動(そうもく めばえ いずる) 七十二候の第六候は「草木萌動」。 木の枝から新芽が芽生え始め土から新たな緑が映えてくるころを表す言葉。春の訪れを告げる。  2021年は2月28日。カレンダーでも冬...
七十二候

気温下がり、霞はたなびかず

七十二候・霞始靆(かすみ はじめて たなびく)  七十二候の第五候は「霞始靆(かすみ はじめて たなびく)」。春になって気温が上がり大気中の水蒸気が増え、野山の塵が増えてきて遠くの山や景色がぼやけて見える春霞がたなびき始...
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