冬の青空の下、小松を離陸
2016年12月8日。行きは午前10時過ぎ発のANA754便で小松から羽田へ。
空港に到着した時には雨も上がり青空が広がってきた。でもターミナルビルから真っ正面に見えるはずの白山はまだ雲の中。席は後ろから3
列目。飛行機に乗るときは可能な限り窓側へ。小松から東京へ向かうときは富士山が見たいので左側に席をとる。翼に邪魔をされないよう出来たら前の席にしたい。しかしこの日はあいてなく後部の席にした。
定刻通り離陸。いつも楽しみにしてる航空自衛隊機は既に離陸しているので活発な動きはなかった。
ターミナルから見て左方向、東北に向かって離陸。すぐに左に旋回して日本海に出た。窓から空港が見える。その先には片山津温泉の柴山潟も。さらに左旋回して福井石川県境の北
潟湖付近から南東に向かう。
薄い雲を超えると白山がくっきり見える。
機は白山に近づいていく。
標高2702メートルの白山は上部はもう厚く雪が積もっている。山の名通り真っ白だ。下の方はまだ雪は少なく、その下は雲の中だ。白山の少し奥には立山連峰が見える。
2017年は全国に広まった白山信仰の祖、泰澄が白山を開いてから1300年となる。
下から見上げる白山も美しいが、飛行機から見る白い山
容も気高さを感じさせる。
白山を過ぎたころ、奥に小さく富士山が見えてきた。上空に雲はほとんどなく遠くまで見晴らすことができる。横に伸びた連山の中
で一つだけ頭が出ている。富士山の真ん中に縦に大きな亀裂というか、くぼみが見える。東海側から見る姿とは少し違う。
左側に御嶽山が見える。以前は噴煙が見えたのだが、今は何も見えず穏やかな表情だ。噴
火はすっかり収まっている。
さらに進むと下に大きな川の合流点が見える。左側の川の上流には御嶽山らしき山容も見える。
遠くだった富士山は近づき山の崩れもはっきり見えてくる。