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竜王山腹標高1700メートル夏の雲風景

竜王マウンテンパーク、SORAterassからの風景

竜王マウンテンパークのSORAterass

猛暑の中、少しでも涼しくて景色のきれいなところへ行きたいと思い長野へ行ったついでに「竜王マウンテンパーク」のに出かけた。長野から電車、バス、ロープウエーを乗り継いで標高1700メートル。呼び物の雲海は見えなかったが、青空が広がり、眼下の町や遠くの山々が見えた。

長野電鉄の特急

 竜王マウンテンパークがあるのは長野県下高井郡山ノ内町。公共交通で行くには長野市からは長野電鉄でまず終点の湯田中に行く。長野から温泉地の湯田中へは直通の特急が一日12本出ている.各駅停車は1時間に2本あるが途中の中野駅で乗り換えが必要。直通特急はプラス100円。混雑期でなければゆったりと座れる。窓も大きく車窓の景色を楽しめる。標高361メートルの長野駅から約600メートルの湯田中まで昇っていく。特に中野駅から先が勾配が大きくゆっくり進む。長野から湯田中まで44分で到着した。

湯田中駅前から竜王まで無料のシャトルバスが出ている。特急電車の到着に合わせて中型バスが駅前で待っていて竜王に連れて行ってくれる。

竜王パークは標高1930メートルの竜王スキー場中腹にあるロープウエー駅舎に「SORA terass」という展望スペースを設けている。雲海が見れるというのが売り。

湯田中駅から送迎バスで20分弱。最後はスキー場内の曲がりくねった道を通りロープウエー乗り場に着く。

乗り場から「SORA terass」までは標高差790メートル。166人乗りという大型ロープウエーで約5分で到着する。往復で2300円。

途中に2つの鉄塔があり、最後に急に上がっていく感じ。

昇った日は昼だったので雲海はなく、少し霞んだ青空が眼下に広がった。正面に小丸山というスキー場のあるやや小ぶりの山があり奥に北信五岳の1つ斑尾山が頭をのぞかせる。

下には左側に千曲川の流れが見え中野市の市街地が見える。ブドウ畑か梨畑かビニールハウスが昼の太陽の光を受けて輝いている。少し遠くに長野市街地も見える。

日本全国が猛暑日になった8月のはじめ、長野市も33度だった。湯田中はほぼ30度、空気が乾いていて過ごしやすい。

  竜王は22度程度。涼しい。でも外は下界より日差しが強く外に長くいるのはちょっとつらい。

テラスにはcafeもある。西側の窓際に座れると景色を楽しめながら食事できる。

雲海が出てくるのは朝か夜。雲海に沈む夕陽を見たいが、夏は日没時間が遅く時間に余裕がないとなかなか粘れない。日が短くなる秋に紅葉とともに楽しむのがよさそうだ。

長野電鉄沿線から見た北信五岳