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優美な神戸ポートタワー 港と市街地を一望

高層からの風景 神戸ポートタワー

 神戸市の神戸港の中央に位置すポートタワー。は東京タワーが完成した1958年の5年後、東京オリンピックの前年の1964年の前年に完成した。高さ108メートル。できあがった当時は港に着き出した埠頭の先端に建てられ、神戸港や神戸の市街地が一望できた。

 ポートタワーのホームページによると1958年に当時の原口忠次郎市長がロッテルダムを視察し港を一望できる「ユーロマスト」にヒントを得て着想されという。


 世界最初のパイプ状の構造で造られ、鼓を長く伸ばしたような「つつみ形構造」をしている。赤いパイプが鼓の音の高低を調節するひものように見える。

 優美な外観から「鉄塔の美女」と呼ばれてきた。1958年に当時の原口忠次郎市長がロッテルダムを視察し港を一望できる「ユーロマスト」にヒントを得て着想されという。赤くくられた外観、国内で初めて夜間照明され現在は7000個以上のLEDで赤くライトアップされている。

 1980年代になってメリケンパークの建設で東岸が、1990年代に中央突堤の建設で西岸が埋め立てられ、港に突き出すイメージはなくなったものの神戸港側からは赤いタワーがはっきり見え神戸のランドマークとなっている。

 地上3階建てでその上にエレベータがあり展望部分は5階建て。展望4階にエレベーターが到着し、階段を上がった5階からは神戸港や市街地、六甲山が見える。天気がよければ大阪や関西空港、淡路島方面も見える。展望3階は20分かけて1回転し、座りながらパノラマの風景が楽しめる。大人700円、子供300円。