飛行隊形 ガンについてのエトセトラ

 ガンは1羽が先頭に立ち、その左右に少しずつ外側にずれていく、くさび形とかやじり形とかかぎ形とか表現される独特の飛行隊形をとる。
 「雁行」と呼ばれ古くから親しまれてきた
 鳥が飛ぶ時、真うしろには、下向きの力がはたらき、両翼の端には外側にむかっておし上げる力が働く。このため後ろの鳥は、楽な上向きの力の気流が働く部分をえらぶため、自然と外へ開いていく飛行隊形になるのだと考えられている。先頭の鳥は交代しながらとんでいる。

 オーソドックな雁行。風がない穏やかな日  片側に長く広がった雁行
 横に幅広く伸びた雁行  角度が狭い雁行。槍先のように見える
 1本の棹状に伸びた隊形 それでも少し斜め  風が強い日は形が乱れてしまう
 3つの編隊が連続。一部雁行がクロスしている  いろんな隊形で空を覆う雁行

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雁行記