福井感染20人、人口比では北海道、東京に次ぎ3番目の高さ

 福井県の新型コロナウイルスの感染者が3月31日午前の発表で前日から5人増えて20人となった。福井県は3月18日に第1例の感染者が出て、その後いったん落ち着いたものの3月25日に2人が新たに出て以来7日連続で発表があり感染者が急激に増えている。各報道機関のまとめた都道府県別の感染者数で人口あたりの感染者比率を割り出してみると福井県は北海道、東京に次いで3番目に高くなった。特に夜の飲食店から感染が広がっている可能性が高いのが福井の特徴だ。

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飲食店がクラスター、従業員も感染

 3月31日昼の全国の感染者数を人口で割り、人口10万人あたりの人数を割り出してみると最も高いのが北海道で10万人あたり3.33人、次いで急速に増えている東京が3.20人。3番手が福井県で2.58人、千葉2.52人、兵庫2.49人がワースト5。大阪、大分、愛知、京都、高知の順番となっている。高知県までワースト10の都道府県は10万人あたり2人を超えている、山形、岩手、島根、鳥取はゼロをキープしている。

 福井県の発表によるとは20人の感染者のうち、飲食店従業員の女性が2人、男性が1人いる。詳しい感染順などは発表されいないが、最初の感染者だった福井市在住の会社役員と接触した女性が13例目として11日後に感染発表されるなど客から移された可能性が高そうだ。

 31日に発表された飲食店従業員の勤めている店からは30代女性の店からは6人の客が感染している。接客の女性はマスクをしにくいかもしれないからリスクは大きそうだ。

 福井では夜の飲食街がクラスターになっている可能性は高い。ただ31日午後の段階では知事から夜のクラブ、スナック通いの自粛を求めるメッセージはまだでていない。

連日感染者を発表する福井県庁
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