福井3人増で12人、石川1人増9人、富山はゼロ保つ
新型コロナウイルス感染北陸3県明暗くっきり
新型コロナウイルスの感染で北陸三県の状況があまりにも対照的だ。石川県は早々と感染者を出し一挙に8人にまで増えたが、その後は小康状態を保ってきた。富山県はずーっと感染ゼロをキープしている。福井県は富山県と並んで感染ゼロを保ってきたのに一度感染者がでると毎日のように増え続け3月28日には一挙に12人まで進んでしまった。
福井県で初の感染者が出たのは3月18日。福井市内の上場企業「日華化学」の社長だった。32人の濃厚接触者がいて、企業は半数の社員が自宅待機となったが、それ以上の広がりがなかった。続いて福井市内の70歳代夫妻の感染が発表され、さらにその子息の「福井放送社員」や家族の感染が公表された。福井市内の飲食チェーン「わらび」の社員の感染も公表された。
続いて福井県内の中央にある越前市の男性の感染がわかり27日までに感染者は9人となった。28日は福井市2人、越前市1人の3人の新たな感染がわかり合計12人となった。新たな3人はこれまで感染が発表されている人と食事をしていたことがわかっている。福井県内は5,60歳代の会社役員が多いのが特徴だ。福井県の人口は80万人足らず。人口割りの比率は高い。
福井県は厚生労働省に対し、クラスター感染対策の専門家の派遣を要請し、28日から2人の担当者がやってきた。
現時点では福井県内の感染者は概ね4から5ののグループ分けが出来そうだ。福井市と越前市以外にはでていない。
石川県は2月21日に東京からの出張帰りの石川県庁の職員が感染して以来、外国帰りの企業職員が感染するなど2月中に合わせて8人の感染者が出たが、その後は新しい動きはなかった。3月28日スペイン旅行帰りで新たに一人が加わり9人となった。石川県の谷本正憲知事は「なんでこの時期に欧州を旅行したのか不思議でしょうがない。感覚が理解できない」と話しという。
富山県は石川、福井よりも東京にも近いにもかかわらず一人も感染者がでていない。
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