長期予報発表 2020年1月までの気候は?

長期予報発表、この冬は雪少ない暖冬期待

 台風19号による大雨など日本各地が異常気象による災害に見舞われている。福井県など北陸3県は今年は幸い台風被害は少ないが、これから冬に向かい心配なのは大雪。特に2年前の2018年1,2月豪雪に見舞われただけに気になる。

長期予報が発表された10月25日午後の空。雨模様

 10月25日に気象庁が3カ月予報を発表した。11月、12月、2020年1月の予報で特に12月、1月が気になる。予報によるとこの3カ月間、全国で気温が平年より高くなる可能性は50%、降雪量は、北日本日本海側で少ない確率50%。一言で言えば寒くなく雪も少ない「暖冬」の可能性が高いというありがたい予報だ。

 特に気になる1月は「北日本日本海側では、平年に比べ曇りや雪の日が少ないでしょう。東・西日本日本海側では、平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ないでしょう。」となっている。

北陸地方の3カ月予報を見ても全国と同じだ。

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平年より寒くなる可能性は20%

ただ絶対に安心というわけではなく平年より寒くなる可能性は20%。降水量が多くなる可能性は12月が30%、1月が20%となっている。

 冬の天気に関しては9月25日に「寒候期予報」というのもでている。寒候期予報は年に1度だされるものでこのときも「北・東・西日本日本海側は、平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ないでしょう。北・東・西日本太平洋側は、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。日本海側の降雪量は、平年並または少ない確率ともに40%です」と暖冬の予報だった。今回10月の3カ月予報でもこの判断に変わりはないというもので、ありがたい予報だった。

 気象衛星などのデータも増え、解析するコンピューターの性能も上がり天気予報の精度は上がっている。台風の進路予想を見ていてもほぼドンピシャだ。

 2019年冬は前年9月の寒候期予報で「太平洋でエルニーニョが発生し暖冬の可能性」と示された。その通り冬はほとんど雪が降らなかった。

 冬に向けた長期予報もぜひとも当たって欲しい。



山沿いの雲が冬が少しずつ近づいていることを伝えている
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