福井新たに7人感染率人口10万あたり9人超え 感染率上位15の都道府県はどこ?
福井県の感染拡大が収まらない。15日連続の新たな感染者の発表が4月8日午前福井県庁であった。福井県の発表によると新たな感染は7人で30歳代女性が1人、50歳代から80歳代までの男性が6人。合わせて72人にまでなった。人口10万人当たりの感染者率は9.30人と47都道府県で初めて9人を上回り瞬間風速的には全国で最も高くなった。
新たな感染者の1人は80歳代の開業医で今後新たに病院からの感染が広がっていかないか心配されている。
福井県の感染のほとんどは福井市のラウンジから広がってきて、福井県はその複数の感染者の濃厚接触者を追って感染を止めようとしているが、2次感染、3次感染と連鎖はなかなか止まらない。禁煙ルームで一緒にいた、会社を訪れた人と面談したなどちょっとした接触だけで広まっている。
今回の発表で新たな感染ルートになる可能性があると心配されているのが80歳代の病院長だ。前日の感染者として発表された70歳代男性がこの病院の患者だった。この男性はいままで感染ルートとのつながりがまだわかっていなかった。症状がでたのは病院長の方が速く、どちらが先に感染したか不明。福井県は病院の患者やスタッフに広がっていないか調べている。
新型コロナウイルス感染に対する医療は都道府県別の対応となっているため、都道府県別の感染率は医療体制を考える上で大きな意味を持つ。
人口10万人当たり3人を超える感染率の都道府県の割合は次の通り
福井県 9.30
東京都 8.64
京都府 5.59
大阪府 5.45
高知県 5.38
石川県 4.81
千葉県 4.65
兵庫県 4.19
福岡県 3.89
北海道 3.82
岐阜県 3.45
愛知県 3.44
和歌山県3.31
神奈川県3.14
大分県 3.05
(総務省の平成30年人口推計を母数にHNKなど報道機関の都道府県別の感染者数まとめで計算=2020年4月8日昼の時点)
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