石川県の感染急増3倍超え感染率4位、福井県は「緊急事態宣言直前」夜の営業自粛求めず、東京1位

 国の緊急事態宣言を受けて、患者の急増が続いている福井県の杉本達治知事は4月7日記者会見し「緊急事態宣言直前」と県民に感染防止の徹底などを求めた。ただ福井県の感染拡大の舞台となった夜の飲食店への営業自粛は求めず、緊急宣言区域との違いを見せた。報道によると石川県は7日新たに感染者10人があり総計55人と福井県に迫ってきた。感染した年代や職種の広がりから石川県にも宣言を出すべきとの声もある。

会見で緊急事態宣言直前とアピールする杉本福井県知事=youtubeから

 7日夜の感染者数は福井県が6人増えて65人で人口10万人当たりの感染率は8.39人に上がった。東京は80人増えて1195人で8.64人。東京がトップだが差は縮まった。

 高知県が2人増えて38人、感染率は5.38人。石川県は一気に10人増えて55人。感染率は4.81人と4位に上がった。

 石川県は4月1日には感染者15人だったのが、7日には3.5倍以上に増えた。緊急事態宣言の目安のひとつの「1週間で倍増」という目安を大きく超えている。

 石川県の感染は金沢市役所職員や、市議、バス運転手、病院関係者と職種が広い。石川県庁の発表は福井県に比べて一日遅れで、福井県がYouTubeで発表をライブ配信し、報道資料も公開しているのに対し、遅れをとっている。感染防止への県民への啓発浸透も弱い感じだ。谷本正憲知事は東京が外出自粛を呼びかけた3月27日に「東京で症状のない人はお越しいただければ」と都民にアピールするなど危機意識の低さ露呈したことがある。

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