「大雪」で大阪行き特急遅れ、どこで大雪なの!?
JR西日本に「列車運行情報」というサービスがあり北陸線の電車の運行をスマホアプリやパソコンから時々見ている。2月18日は金沢発大阪行きの「サンダーバード」が「大雪のため15分程度の遅れ」と表示されて驚いた。
電車が遅れるほどの雪が降っているのかと外を見てみると石川県境に近い我が家の周囲ではうっすらと屋根が白くなった程度ですぐにも雪は溶けそうだった。金沢の方が降ってるのかと思い石川県の道路情報ページの北陸線近くの道路のライブカメラを見てみた。各地とも道路脇にうっすらと雪が残ってる程度で、交通には全く問題なさそうだった。
雪の多そうな福井石川県境の峠に近い牛ノ谷駅付近もほとんど雪はない。福井県のページを見ても雪らしい雪はない。2年前の豪雪を経験した福井県の道路情報のページは充実している。あちこちにライブカメラがあり雪情報はしっかりと把握できる。
石川、福井でもないなら滋賀県かと思い湖西の道路も雪は少なかった。どこが大雪だったのだろうか。
列車運行情報の遅れ情報の履歴をチェックすると午前7時20分に大阪行きサンダーバード2号が「大雪のため14分の遅れ。8時20分にはサンダーバード2号は20分の遅れとなり次のサンダーバード4号も15分遅れとアナウンスした。9時30分にはサンダーバード6号、10時35分には10号がそれぞれ15分遅れ。
米原方面へのしらさぎや金沢行きの下りサンダーバードには遅れはなかった。サンダーバード8号も遅れのアナウンスがなかった。
最初に遅れたサンダーバード2号は金沢5時35分発で大阪は8時27分着予定。確かに雪とか風の影響で遅れは出たのかもしれないが「大雪」とは大げさすぎないだろう。
雪国北陸の人間にとってかつては大雪と言えば少なくとも50センチは超えているという認識だった。それが暖冬が続いて雪が降り2,30センチ程度の雪でも大雪と表現するようにはなってきた。それでも数センチ程度の雪で「大雪」とは表現しない。
サンダーバードはちょっとした風や雪の予報ですぐ停まってしまったり、湖西線を通らず米原回りに変更されて遅れたりと、利用客泣かせの特急だ。「大雪」といえば利用者かも遅れが許されると思ったのだろうか。いずれにしても安易に「大雪」という言葉は使ってほしくない。
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