新型コロナ感染率2位福井県の新たな患者ゼロ、収束向け21日ぶり明るいニュース

 3月25日以来20日間続いていた福井県の新型コロナウイルスの新たな感染者の発表が4月14日朝なかった。福井県は午前11時の発表が定時になっていてこのまま夜まで新たな感染がなければ今後の感染収束に向けて明るい見通しとなる。

4月14日午前の段階は新たな感染ゼロだったことが報告された福井県庁の記者会見=YouTubeから

 福井県は3月18日に最初の感染者発表があった。3月25日に2人の感染者があり、その後毎日新たに感染があり4月13日までに92人となった。日によって9人の感染者がでることもあり都道府県別の感染率は東京都についで高くなっている。

 感染は福井市内のラウンジから広がってきた。利用者や従業員ら濃厚接触者のリンクを追い自宅待機を要請し、症状がでたらPCR検査を行って広がりを抑える方針で取り組んできた。福井市内の泌尿器科や建設会社で集団感染はあったものの現時点では大きな広がりにならず、4月13日は新たな感染が2人と減少傾向を見せ、14日は21日ぶりに感染ゼロとなった。

 新規の感染ゼロについて「ほかの地域でもいったんゼロになって増えたところもあり、気を緩めるわけにいかない。これまで通り県民のみなさんの取り組みを進めていただきたい」と福井県の担当者は会見で述べている。

 ただ新型コロナウイルスによる死亡者は4月14日の発表で3人となった。

 またPCR検査態勢を強化して、結果が早く出るようになったためこれまで午前11時に行われていた記者会見の時間を午後にするとの方針も示された。

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